小説1
□予想外なラッキー
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大きな音などがテレビからするたびにビクビクする日向
「…っ!!…ぅう…」
おいおい半泣きじゃないか…
日向には悪いが…
すげぇ可愛い。
クッションを破れるんじゃないかってくらい握りしめて。
たまに助けを求めるように涙目でこちらを見る。
日向は怖さに耐えながら
俺は日向の可愛いさに耐えながらDVDを再生し続けた。
「〜結構怖かったな日向」
「……そ、ですね」
DVDも見終わりそんなことを話す
「…笠松さん…」
「ん?どうした日向」
「……やっぱ今日泊まってもいいですか…?」
「え…でもお前…」
「おっ…お願いします!」
「や…別にいいけど」
嬉しそうに笑う日向
冗談混じりで「風呂一緒に入ってやろうか?」なんて言ったら
「…あの…お願いします…」
なんて言うもんだから…
どれだけ俺の理性無くせば気がすむんだ
ただ普通に風呂入るだけなんてできねぇぞ
とりあえず今度あったら黄瀬には礼を言っておくか。
end
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