小説1

□予想外なラッキー
2ページ/2ページ

大きな音などがテレビからするたびにビクビクする日向

「…っ!!…ぅう…」

おいおい半泣きじゃないか…
日向には悪いが…

すげぇ可愛い。

クッションを破れるんじゃないかってくらい握りしめて。
たまに助けを求めるように涙目でこちらを見る。


日向は怖さに耐えながら
俺は日向の可愛いさに耐えながらDVDを再生し続けた。




「〜結構怖かったな日向」

「……そ、ですね」

DVDも見終わりそんなことを話す


「…笠松さん…」

「ん?どうした日向」

「……やっぱ今日泊まってもいいですか…?」

「え…でもお前…」

「おっ…お願いします!」

「や…別にいいけど」


嬉しそうに笑う日向


冗談混じりで「風呂一緒に入ってやろうか?」なんて言ったら

「…あの…お願いします…」

なんて言うもんだから…
どれだけ俺の理性無くせば気がすむんだ

ただ普通に風呂入るだけなんてできねぇぞ



とりあえず今度あったら黄瀬には礼を言っておくか。





end
.
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ