小説1

□予想外なラッキー
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「おっ!来たか」

「すみません…遅くなって…」


今日は日向を俺の家に招いた。
俺達は一応お付き合いというものをしている。
だからまぁ俗に言うお家デートってやつだ。

「今日はどうするんだ?」

「あ…えと…すみません今日は…その…」


泊まらないで帰ります…。


顔を赤く染めそう言ってうつむく日向。

くそっ可愛いな…
でも今日は我慢するか…

「先に俺の部屋に行っててくれ」

「はいわかりました」

俺は飲み物をとりに行く。別に日向を家に招いたのは初めてではない。なのに…

「…もっとくつろいでもいいんだぞ?」

「えっ!!?あっあの…」

正座してる日向を見て思わず笑う。

「わっ笑わないで下さいよ!!笠松さん!!」

「ははっ!!悪い悪い」

「緊張するんだからしかたないでしょう!!」

「お前何回目だよ?俺ん家」

「……それはそうですけど…」



そんなやりとりをしてDVDを見る

「今日は何見るんですか?」

「んーなんか黄瀬が面白いって貸してくれたやつでも見るか」

DVDをいれて再生する。おぉホラー映画か…?

「…っ!!?」

日向がビクリと震える

「…日向怖いの嫌いか?」

「っえ!?大丈夫デスヨ!!」

…声裏返ってるぞ


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