小説1

□日常
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朝ってのは日光を浴びて目覚めるもんって聞いたことはあるが…いつからだろう


「あ!!おはよう日向!!今日も可愛いね!!」

日光ではなくカメラを俺に構える伊月で目を覚ますようになったのは



「伊月…重いからどけ」

「えーもっと撮りたかったんだけど…」


…だいたい毎日撮ってんじゃねぇか

もう毎朝伊月を見てから朝をむかえている。
なぜ部屋に入っているのかなんてつっこむのももうバカバカしい。
前に「なんでそんな写真撮るんだよ…全部同じだろ?」って聞いてみたら
「日向の写真は一秒ごとに全て違うんだよ!!」って言われて正直引いた

「あぁ…日向の生着替え…!!」

どこに行ってもついてくるのだから着替えるのも伊月の前

全てにおいて伊月をいないように意識する

「伊月…気持ち悪い」

そんなこと言ってみても

「日向のためなら気持ち悪くもなるよ!!」


俺のためなら普通のお前に戻ってくれ。
結構ガチで。

だからたまにはカメラを構えた伊月にむけて

「カメラ越しじゃなくてちゃんと俺を見ろよバカ伊月」

「へっ…!!?」


そういって部屋をでる

ざまぁみろ

あいつ今頃顔赤いんだろうな

あいつが戻ったらいいなって思うついでに言ってみたり。

まぁでも

「日向がそこまで言うなら俺このイーグルアイでカメラでは撮れないような日向の体のすみずみまでちゃんと見るから!!」




そうなるとは思わなかったわけで。



end
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