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□#00兄妹インタビュー。
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■今日は、よろしくお願いします。(ぺこ)

「あぁ、此方こそ。」(ぺこ)

■お名前など、簡単な自己紹介をお願いします。

「朝霧夜人( やと)。
神無とは兄妹で、仲はまぁまぁ良い。
……本当は双子だったけど、俺は腹の中で死んでたらしい。それを、木藤が神無に【刻印】を贈ったことで鬼の血が俺に混ざって、奇跡的に息を吹き返した……だと。」

■そ、そうだったの……?

「こら神無、仕事。」

■あ……。えっと、夜人さん、は鬼の血が混じって、と仰っていましたが……?

「半分鬼で、半分人間の血っつーことだ。
混血って力弱ぇって聞いたが、混じったのが鬼頭の血だったからな。そこらの鬼には劣らねえし負けねえ。」

■夜人。刻印のこと……。

「やっぱ、言わなきゃだよな。……うん。
俺は男なのに、花嫁の刻印もどきがある。訳がわからん。
色香?ってのが俺にもあって、それが神無の次に強いんだと。」

■前例がないから、【上】が混乱してるって高槻先生が言ってました。

「興味ない。」

■容姿とか、性格を教えてください。

「髪を黒から赤に変えたくらいじゃね。あー……あと、感情昂ったら左目が黒から金になる。」

■片目だけなんだね……?

「中途半端でムカつくよな。」

■夜人は身長も高い、です。……性格は?

「小さい頃にいろいろありまくったせいか軽く人間不信。あと、ズボラ。」

■……ごめんなさい。

「……ばーか。お前のせいじゃねー。謝んな。」(ぎゅー)

■……っう、ん。(頷き)

「あーっと、簡単にいっちまうとな。
俺は小さい頃、神無を庇って生身じゃぜってー助からねえ怪我した。

でも鬼の血のお陰で生きてて、気味悪がった母親に異端だって言われて、施設に入れられた。

神無は毎日手紙くれて、それがもう俺の生き甲斐だったんだ。でも、その手紙がぱったり来なくなって、何かあったのかって心配で施設飛び出して家に帰った。

そしたら、母親は泣いて「あの子は鬼に連れていかれたんだ」って言うばっかりだった。

で、神無を迎えにきて色んなことわかって、俺も鬼ヶ里の高校に通うことになったわけだ。
施設にいた頃より、神無とこうして顔会わせられる今のが俺は気に入ってる。
っと、長くなっちまった。……、神無?」

■…………。(すやすや)

「……ま、続行無理っぽいし、この辺で。」



END.


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夜人のイメージイラスト


13/01.09
さとち。


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