novel
□心の差。
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問題集と1時間以上は格闘中。
時間はどんどん進んで行くのに僕の手は止まったまま。
その原因は君だった。
別に君とはただ同じクラスっていう接点しかないのだけれど。
君はいつも僕をバカにする。
バカにされるのは誰だって腹が立つわけで。
確かに君は僕よりも頭がよくて運動もできる。
だけど君に負けたくないからこうやって問題集で頑張ってみようと思った。
でも 僕は君がみんなが知らないところで勉強しているのを僕は知っていて
僕が君に敵わないことも分かっていた。
悔しいけれど
僕はいつしか君のことばかり考えてて
これが「恋」なんだ
と気づいた時にはもう手遅れだった。
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