AKB(裏なし2)
□逃げられない(黒まり、優子)
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こじぱと別れるって昨日まりちゃんと約束した。
本当は大好きだけど、
「こじぱ・・・あたしたち別れよう。」
自販機のところにこじぱを呼び出してそれだけ言った。
後ろからなんでとか、イヤだとか聞こえたけど振り向いちゃいけない。
振り向いたらこじぱに甘えてしまいそうだから・・・
楽屋では、まりちゃんが待ってる。
ガチャッ
『おはようゆっぴー。』
「、、、お、はよ・・」
『ここ、おいで?』
まりちゃんに指定された場所へ行くと、
『ゆっぴー、ちゃんとにゃろと別れた?』
まりちゃん特有のちょっと低い声で聞かれる。
「………うん、、、」
『何?なんか言いたいことある?
ってかゆっぴー篠田にそんな態度とっていい立場だっけ?』
携帯にはあたしの裸の写真。
「、、、ごめん、、なさい・・・」
『まぁ、ちゃんと別れたならいいや。
写真があること・・・忘れないでね。』
「・・・わかってる。、、」
肩に腕を回され、首を撫でられる。
それだけでびくっと反応したあたしを見て
ふふっと笑う。
『そんなに篠田が怖い?』