AKB CP(裏なし)

□一番に君に見せたくて(あつみな)
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敦子が免許をとったらしい。もう、一ヶ月くらい前に









今日は敦子と待ち合わせをしてる。急に連絡がきて、

駅で待っててといわれた。

10分くらいまっていると

「たかみな!たかみな!」

近くで呼ばれたんですけど、敦子らしき人はいない





きょろきょろしてたら、服を引っ張られた

『!?ちょ!、、、って敦子?』

「たかみなと行きたいとこあるからついてきて」

なんていって、勝手にあるきだした







強引だな。なんて思っていると、

近くにあった車の運転席に乗ってる。、、、って、えー!?





『ちょ、敦子が運転するの?』

「そうだけど?ってか、はやくのってよ周りのひとに迷惑でしょ?」

なんて、言われてあわてて、助手席に乗った。







車は走り出して、

(敦子がほんとに、運転してるや。予想よりうまい)

なんて、考えていたら





「ねえ、なんかしゃべてよ。」

なんて言われた。

慌てて、最近あったこと

ノースリーブス楽しいこと、

ソロデビューに向けて活動していることなどを話した。









しばらくして、車がとまって「ここ。」

なんていってあっちゃんが車から降りる。

『うわー、すごい。』

町全体を一望できるきれいな景色。思わず見とれた。





「ねえ、覚えてる?私が免許とりたいっていったとき、たかみなが

『じゃあ、敦子の運転で東京のきれいな景色見えるとこつれてってくださいよ!』なんていって

はしゃいでたの」

「うん。」







もちろん、覚えてる。だってあのときは

「はぁ?なんであたしがたかみな乗せてあげなきゃいけないの?」

なんて、おもいっきり嫌そうな顔された。







「免許とったら、一番に、、、、、せて、、、、、、な、、た、、、から」

「ん?なに?ごめん、きこえなかった」

「だから!免許とったら、一番にたかみな乗せて、夜景のきれいな場所に連れてきてあげたかった

っていったの!」





「・・・・・・・・」

「敦子。」

「なに!?」

チュッ。ちょっと背伸びをして敦子の頬にキスをした。







「ありがとう。大好きだよ』

「べ、別に!」



これが、不器用な敦子のやさしさだった。

しばらくの、間わたしたちは手をつないで、だまってきれいな夜景を見ていた。

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