AKB CP(裏なし)

□そんなきみが愛おしい(あつみな)
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「リボンのほうがでかくなーい?」

『ちょ、体のがでかいわっ!』





「あれー、まりちゃん、たかみなどこー?」

「知らなーい。見えないなー」

『ちょっと、下下!ってか見えるやろー!

さすがに視界にはいるやろー!』

「あれっみなみ。いつの間に来たの?」







私の彼女は、楽屋でいっつも麻里子とにゃんにゃんにいじられてる。

ネタはだいたい、身長のことか、髪が燃えたことか、男疑惑について





誰にでもやさしすぎるあいつは、後輩からのイジリにも対応する。

「たかみなさんって、やっぱ男だからお風呂はいらないんすか?」

『ちょっ!みゃお!誤解を招くからやめぃ!』







そのおかげで、楽屋は笑顔と笑い声で溢れかえっている。





イスに座ってその様子を眺めているあたしも、

いつもだったら嫉妬したり、イライラしてしまうけど。





なんだか今日はほっこりした気分になった。







収録が終わって、またまたいじられている

たかみなを待つ。

「はぁ、、、、つかれたー。、、、ごめん敦子!

待ったやろ?」

『待ったよー』

「ほんとにゴメンなぁー」

なんてほんとに申し訳なさそうな顔をする。









その帰り道、

「それでそれでいつかはさっ!!・・・・・」

なんて、自分の将来について一生懸命に話してくる。





そんな姿もなんだか愛おしくて、、、

ギュッ

「ちょ、、、、あつこさん?」

『たかみな。』

「は、はぃ。」

『好きだよ。世界で一番好き。

嫉妬したり、わがまま言っちゃうこともあるかもしれないけど

これからもよろしくね?』









小さい身体を抱きしめながら、

いつもは絶対言わないような言葉をいってみる。

「あったりまえじゃないっすか!

あたしは敦子のもんっすよ。」

なんて、ドヤ顔で言うから調子に乗るなってどついてやった。

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