AKB CP(裏なし)

□どんなときでも(こじゆう)
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はじめはピンとこなかった。

ちょっと面倒な気がしてた。

聞かれることだけ黙ってうなずいた。

いいひとだとはわかったけど、まるでタイプじゃなかったからよ。

仲良くならないつもりだったのに。



どこでどうしちゃったんだろう?







ハート型ウイルスってさ、陽菜と優子の歌みたい。

最初は、いつも優子がくっついてきて、

陽菜は優子をくっつけたままゲームしたり。

それでも、毎日毎日くっついてきて。





最初は面倒くさくて、全然タイプじゃなくて、

女の子に恋するなんて思ってなかったし。

でも、

「わたし、こじぱが好き・・・」

優子が泣きながら告白してきて、気がついたら陽菜は首を縦に動かしていた。









優子が陽菜を好きだったはずなのに、

いまは逆。

陽菜が優子のこと大好き。





テレビ収録のとき、いつも優子のこと見てて、

家に帰っても夢に優子がでてきて、ふたりで仲良くしてたりさ、

移動車でも、優子は今雑誌の撮影だ。

とか考えて・・・

秋元さんは始めから、あたしが優子を好きになることを知ってたみたいな歌詞を書く。







優子の全部がいとおしい。

デートのときは、「にゃんにゃん!荷物もつよ!」って嬉しそうに

持ってくれたり。

歩くときは、優子が車道側。

サプライズが大好きで、陽菜はストラップとかしかあげなくても

「こじぱにもらったのもだからいいの」とかいって、すごく嬉しそうにする。

陽菜の誕生日には

かわいいアクセサリーをプレゼントしてくれたり。





寝顔がかわいくて、

自分からキスするのはいいくせに、陽菜がキスすると

顔を真っ赤にするところ。







とにかく全部全部が大好きなの。

そんなことを、考えていると







ピンポーン

「こんな時間に誰??」

ガチャッ

『こじぱに会いたくて来ちゃった♪』

今、陽菜が考えていた人物。





玄関をしめた瞬間、

その愛しい人をだきしめて、キスしてやった。







やっぱり、顔が真っ赤になる。

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