SS

□Can I fawn on you??
1ページ/1ページ


「旦那ァ。寒いでさァ」
「しょうがないでしょ。沖田君」

総悟の訴えは、銀時によって一刀両断された。

「銀さんちは暖房設備はそんなに整ってないの。寒いなら屯所に戻りなよ。」
「酷いでさァ。せっかく俺が通い妻してるっていうのに…」
「妻の仕事なんにもしてないでしょ」

銀時の突っ込みに、総悟は面白くなさそうな顔をした

「旦那ァ、つれねぇじゃないですかィ。ここは『銀さんが暖めてやるよ』とか」

拗ねてぶつぶついう総悟をみて、銀時はふっと笑みをもらした

「ヤりたいならヤりたいっていいなよ、沖田君」
「そんなんじゃないでさぁ。ただ…」
「ただ??」
「旦那がこの頃冷たいような気がして…」

後半いいにくそうにうつむいて言葉を続ける総悟
そんな彼を銀時は抱きよせた

「銀さん体温あったかいでしょ」
「そういう意味じゃなくて!!」

ふざける銀時に総悟は文句を言いながらも、おとなしくその腕に抱かれた
と、本当に高い銀時の体温に、総悟に睡魔が襲ってくる

(あ―気持ちい―)

総悟は欲望のままに、目を閉じた
しかし、もう眠りにつこうというとき

「…旦那??」

下半身に違和感を覚えて、総悟の意識は一気に覚醒した
見上げると目の前には嫌な笑みを浮かべるマダオ

「沖田君、駄目だよ〜。人の前で容易く目、瞑ったら」
「何想像してんでィ」
「ん―沖田君が乱れるところ??」
「ろ??っじゃねぇ!!」

信じられないと暴れる総悟を押さえつけ、銀時はおきあがってきた下半身を総悟に擦り付けた

「この変た…ッ」

それでも抵抗する総悟を黙らせようと、銀時が総悟の口を塞ぐ
そのまま舌をわりいれさせ口内を堪能していると、息が苦しくなった総悟から胸をどんどんと叩かれた

「もうギブアップ??沖田君。若いのにねぇ」
「うるせぇ」

総悟は荒く息をつくと、口を手でぐいと拭った

「まぁまぁそんなつっけんどんにならずに…甘えたいんデショ??」
「〜〜〜」

甘えられる――その言葉につられて、総悟は銀時の手の内に堕ちた







旦那が冷たく感じたのは
本当に冷たいんじゃなくて
いつの間にか俺が贅沢に
沢山求めだしてたからだったんだねィ

だけど、それが俺の理想なんでさぁ
だからもっと
どろどろに
ねぇ
甘やかして??


********
ホチキス様、有り難うございました


 
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ