SS
□○Sick is not so bad
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「失礼しますぜ」
土方が自室で横になると、総悟が水の入ったたらいとタオルを持って入ってきた
「土方さん、ほら、身体あっためて」
入るなり、てきぱきと看病をしだす総悟
「汗いっぱいかいて、沢山寝るんでさァ。くれぐれも余った書類の仕事しようとか思わないように」
幼い頃から風邪をひいてばかりいたため、風邪への対処が分かるのだろうか
「なんか、嫁さんみたいだな」
その総悟の姿をみて、土方が思わず呟く
「なに言ってんですかィ。」
と、総悟は頬を朱に染めて顔を背けてタオルをたらいにつけてしぼる
角度的にちょうどみえたうなじが
着流しの隙間からみえた白い肌が
耳まで真っ赤な顔が
なんだか色っぽくて、いとおしくて
熱で頭がぼぅっとして、理性も何もなくて
止まらなくなった
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