中編小説

□自殺志願者
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悪い夢だ。

僕はまた、大切な人を失うの?

教えてくれよマナ…
自分の運命を呪いたい。
あ、もうここまで来ると呪われてるのか。


誰も命無駄にしないようにと
君は命に終わり作ったよ


いつもは君が左側に居た
だけど今は、僕一人。


だから君がいないその時は
僕は息を止め待つ


談話室の窓際、あの日メイが座っていたところで星を見た。

いつもはメイが左側に居たけど、
独りで座ってるとなんだかとても寂しくて寒かった。


するとね君はいつでもここに
来てくれたのに
もうここにいない


メイが居たからまだ生きたいと思えた。
でも今、メイが居なくなってこんな状況で…


明日を夢見た人間信者は
明日の死を待つ自殺志願者に
3分前の僕が顔を出す


「……マナ、もう疲れたよ」

僕はどうしたらいい?
アクマも教団の仲間も大事だ。

マナの事も……


息を止めると心があったよ
そこを開くと君が居たんだよ


『私達はずっとアレンの見方だよ?』

『アレン!一緒に食堂行こうっ!!』

『…アレン、ありがとう』

『頑張れ!神田なんかに負けるな〜!!』

『私にとって、皆はたった一つの繋がり…
たった一つの私の居場所だから』


左心房に君がいるなら
問題はない ない ないよね




 

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