短編集

□嫌い
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黒の教団 第3班、別名医療班

私の所属する部隊。


上司の婦長。

鬼みたいに怖いけど、以外と優しかったりする。
お母さんみたい。


神田ユウ。私の大嫌いなヤツ。

顔を合わせる度に喧嘩する。

なのにアイツは用も無いのに医務室に来たりする。

喧嘩するとわかってるのに…
今日だって…


「オイ」


「はい?……(ゲ)神田ユウ」


「明らかにゲって顔をするんじゃねぇ」


「しょうがない」


「……てめぇ」


直して欲しかったら
その短気な性格どうにかしろ。


「で?滅多に怪我しない貴方が何故此処に?」


「……怪我した」


「…ケガ?」


ありえない。
コイツが怪我なんて……。

ちょっとやそっとの怪我なら直ぐに治ってしまう体の為、だいぶ大きな怪我をしない限り治療なんて必要ない。


「……って、え?」


「なんだよ」


「怪我って、コレ?」


「ああ」


「ねぇ、冷やかしなら出てってくれる?」


呆れた、ただの切り傷じゃん。
そりゃ、普通の人だったらちょっと深い傷かもしれないけど、


「こんなのアンタなら唾付けとけば治るよ」


「怪我人に対して言うセリフとは思えねーな」


「何したの?」


「……別に」


??
切り傷だから刃物か。
六幻で切ったとは考えずらいから、

他の何かか…


「包丁…?」


「ち、違う!!」


「え?何となく言ってみただけだけど?」


「そ、そうかよ…」


なんだコイツ。
変な神田…。


「早く治せ」


「……私、超能力者じゃないんだけど」


「早く」


「ハイハイ」


――――……


「よしっ!バッチシ!!」


「後でお前に渡す物あるから自室で待ってろ」


「へ?」


[バタン]


オイオイオイオイオイオイオイ

渡す物ってなんだ!?
意味がわからんぞ?

てか、お礼ぐらい言ってけやァァ!!!

こちとら仕事山積みなんだぞ!?
今日中に終わらないと婦長に殺されんぞ!?

ホントに今回はヤバいぞ!?


「………後でって何時よ…」





嫌い


(なまえ・みょうじ!!)

([ビクゥ]は、ははハははいィィ!!!)

(仕事中に考え事をするんじゃありません)

(あ、…はい。)

(なんです?今日はやけに素直ね)




†〜to be continue〜†


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