imagination(完)

□不穏な動き
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キャンデリラ、ラッキューロ、そして
消えたはずのアイガロンとドゴルド。

彼等が無事だった。

ダイゴ「...お前ら!無事だった
のかあ!嬉しいぜ!」

イアン「少しでも寂しいと思ったのが
馬鹿みたいだな。」

ミオ「....知ってる人?」

トカッチ「でも人間じゃ無いよね?
誰なの?」

するとダイゴは胸を張って言った。

ダイゴ「こいつらは俺達の仲間だ!」

子供のように目をキラキラと輝かせる
ダイゴと傍らで呆れているイアン。

トカッチ「でも、まあ..敵じゃないのなら....良かった。」

トカッチはホッとした様子で胸を撫で下ろした。

トカッチ「あっ!どーも!僕烈車戦隊トッキュウジャーのトカッチと言います。初めまして.....」

彼等の言葉を信じ珍しくすっかり油断していたトカッチはデーボス軍に握手を求めに行った。

ミオ「待って!何か..おかしい。」

安心しきっているトカッチ、ダイゴとは裏腹にミオはデーボス軍の幹部達を
警戒している。

トカッチ「おかしいって..ダイゴが仲間って言ったじゃないか。」

ミオ「でも仲間ならダイゴ達を見かけたら1番に駆け寄るはずじゃない?
私は....何かこの人達から敵意しか感じないよ。」

トカッチ「え......」

ダイゴ「なーに言ってんだよ!ミオ!
こいつらはちゃんと俺達の仲間だよ。な、キャンデリラ。」

警戒心があまり無いダイゴが近づこうとした。

ズバッ!

それはキャンデリラが武器キャハハートを振り下ろした音であった。

その威力でダイゴの髪の毛が数本ひらひらと翔んでいった。

ダイゴ「あっ....ぶねえ!」

イアン「...やっぱりミオの言う通りだったみたいだな。」

イアンがダイゴの首根っこを掴みながら話す。

ダイゴが近づこうとした時咄嗟に
イアンがダイゴを止めたのだった。

トカッチ「えぇっ!やっぱり
敵なの?」

ミオ「そうみたいだね。」

トカッチは驚きを隠せなかったが
ミオは動じていないようだ。



「チッ......残念だわぁ。」

キャンデリラが舌打ちした。

ラッキューロ「もう少しで血まみれに
なってたんすけどねえ。」

ドゴルド「腹立たしい!」

アイガロン「沁みるわぁ。俺達のこと
仲間だって..ありえないわぁ。」

ラッキューロ「うぷぷ..だって
こいつ見るからに馬鹿っぽいすもんね。」

キャンデリラ「そうねえ..単純そうだもの....」

ダイゴとイアンは驚いた。

ドゴルドとアイガロンは口が悪い方だがキャンデリラとラッキューロは彼等の悪口を言うなどなかったからだ。
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