imagination(完)

□四幹部 復活
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ところ変わってこちらはキャッスル
ターミナル。

近々やって来るであろう闇の皇帝の為に各々が準備をしていた。

ノア夫人「さあ、グリッタ。貴女の
花嫁衣装はどちらにする?」

グリッタ「お母様!ですから私は..」

シュバルツ様と.....。

ノア夫人「こちらの色がいいかしら?
それともあちら?闇の皇帝に気に入って頂けるよう闇色で作りましたのよ。
さあどちらが良い?」

ノア夫人はグリッタのことなど全く
聞いておらず似たようなドレスを
グリッタに合わせていた。

ノア夫人「まあ!よくお似合いだこと!これなら闇の皇帝も気に入ってくれるに違いないわ!なんせ皇帝の后になるためですからね。」

グリッタ「お母様...」

ノア夫人「さっ!次は花嫁のベールを合わせますよ。ああ!忙しい!」

グリッタ「お、お母様っ...」

ノア夫人はグリッタが何か言う前に
強引に腕を引っ張り、奥の部屋へと
消えていった。

コツン、コツン、

次に現れたのはネロ男爵とカオス
だった。

ネロ男爵「先程すれ違ったのはノア
夫人か。全く..皇帝の后などと
くだらない戯れ言を..なあカオス。
我々のこれからすることに比べれば
ノア夫人など取るに足らない存在。
そうだろう。カオス。」

カオス「ハッ。ネロ男爵殿。」

カオスがネロ男爵にひざまづいた。
やはり自分の命を握られている為か
ネロ男爵を恐れているようだ。

ネロ男爵「掃除機シャドー。」

ネロ男爵の呼び声に掃除機シャドーと
呼ばれるシャドーが姿を現した。
掃除機シャドーと呼ばれているが本体が掃除機では無くパソコンのような形をした者が掃除機を持っていた。

カオス「そのシャドーは一体?」

ネロ男爵「まあ慌てるな。今その力を見せてやろう。掃除機シャドー。貴様の力を見せてやれ。」

掃除機シャドー「リョウカイシマシタ。」

ネロ男爵の言葉に反応し機械の音声が掃除機シャドーから聞こえ、掃除機を振り上げた。

掃除機シャドー「スイコミマス。」

掃除機のスイッチを強にして掃除機
シャドーはカオスの頭上辺りに掃除機を傾けた。

カオス「何をするのですか、ネロ男爵殿!」

ネロ男爵「黙っていろ。これから
面白いものが見られるはずだ。」

ゴオー!!

カオス「な、なんだ?」

掃除機シャドー「カオス様の脳を検索中。検索中。検索終了。。。 」

今度は機械の音声ではなく普通に話した掃除機シャドーは掃除機で何かを
吸い込んだ。

掃除機シャドー「ジッタイカ
シマス。」

掃除機シャドーが掃除機の出のスイッチを押す。

スポポン。

間抜けな音とともに掃除機から何かが
飛び出した。

それは見覚えのある者達であった。
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