imagination(完)
□記憶喪失
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何も分からない。
どうして私はここにいるの?
チケットが激しく動きながら
言った。
チケット「記憶の無い女性ならなおさら!こちらに置いておくわけには
いかないですよ!」
ミオ「そんな!可哀想だよ!」
カグラ「ライトはどう思う?」
カグラの言葉に皆が一斉にライトの方を見た。
ライトはうーんと唸ると手を叩いた。
ライト「よしっ!決めた!こいつを
俺達の仲間にする!」
チケット「な、何ですって!あなた、
私の言うこと聞いてましたか?」
チケットが慌てた様子でライトに迫る。
ライト「よく分からないけど、何となくこいつは大丈夫そうだし。」
トカッチ「まあ、ライトが言うなら
そうなんじゃないかな?」
ミオ「私達はライトを信じる!」
カグラ「うん!」
皆がライトに賛成するなかヒカリは窓の方を見ていた。
ライト「ヒカリ!良いよな?」
ヒカリはふっと息を吐くと言った。
ヒカリ「まあ、いいんじゃない?」
ヒカリの言葉にライトはニマッと笑って若い女性を見た。
ライト「よろしくな!アオ!」
チケット「あーあ、もう知りません
からね!行きますよ! 」
車掌「あぁっ!チケット君!」
チケットは車掌を引っ張るようにして
車掌室へと入って行った。
ミオ「そういえば気になってたんだけど..ライト、どうしてアオ
なの?」
ミオの問いにライトは自慢げに言った。
ライト「そんなの決まってんだろ。
こいつと会った時に顔が青かった
からだ!」
カグラ「それが理由?」
ミオ「そんなのダメだよ!」
ライト「いや!もう決めた!」
ライトは頑固として変えるつもりは
無いようだ。