imagination(完)

□記憶喪失
5ページ/7ページ

何も分からない。

どうして私はここにいるの?

チケットが激しく動きながら
言った。

チケット「記憶の無い女性ならなおさら!こちらに置いておくわけには
いかないですよ!」

ミオ「そんな!可哀想だよ!」

カグラ「ライトはどう思う?」

カグラの言葉に皆が一斉にライトの方を見た。

ライトはうーんと唸ると手を叩いた。

ライト「よしっ!決めた!こいつを
俺達の仲間にする!」

チケット「な、何ですって!あなた、
私の言うこと聞いてましたか?」

チケットが慌てた様子でライトに迫る。

ライト「よく分からないけど、何となくこいつは大丈夫そうだし。」

トカッチ「まあ、ライトが言うなら
そうなんじゃないかな?」

ミオ「私達はライトを信じる!」

カグラ「うん!」

皆がライトに賛成するなかヒカリは窓の方を見ていた。

ライト「ヒカリ!良いよな?」

ヒカリはふっと息を吐くと言った。

ヒカリ「まあ、いいんじゃない?」

ヒカリの言葉にライトはニマッと笑って若い女性を見た。

ライト「よろしくな!アオ!」

チケット「あーあ、もう知りません
からね!行きますよ! 」

車掌「あぁっ!チケット君!」

チケットは車掌を引っ張るようにして
車掌室へと入って行った。




ミオ「そういえば気になってたんだけど..ライト、どうしてアオ
なの?」

ミオの問いにライトは自慢げに言った。

ライト「そんなの決まってんだろ。
こいつと会った時に顔が青かった
からだ!」

カグラ「それが理由?」

ミオ「そんなのダメだよ!」

ライト「いや!もう決めた!」

ライトは頑固として変えるつもりは
無いようだ。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ