imagination(完)

□記憶喪失
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女性がいつの間にか身体を起こしてヒカリを見ていた。

女性「.......」

ヒカリ「何?」

ヒカリの言葉に女性は首を激しく横に振るとヒカリから避けるように目を背けた。

ヒカリ「俺...はっきりしなくてウジウジしてるやつ嫌いだから。」

女性の態度が気にさわったのか
イラついた様子でヒカリは言った。

女性「ひっ!ごっ...ごめん
なさ...」

逃げようとする女性の手を握るとミオは優しい口調で言う。

ミオ「大丈夫だよ..私はミオ。
あなたは?」

ミオの言葉に女性は俯いて
黙りこんでしまった。

ヒカリ「何か言ったら?」

女性「ごっごめんなさ....
わ....分からないんです。」

ライト「分からないって..
何が?」

女性「な、なにも分からないんです..私が誰なのか....
どうして..ここにいるのか..」

トカッチ「ま、まさかそれって....」

車掌「記憶喪失というわけですか?」

女性がこくん。と頷く。

車掌「それは...厄介ですね。」

車掌が頭を抱える。
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