リクエスト専用コーナー V

□ミサ様 リク 続 孤独なアバター
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ミサは過去を思い返しながら屋上で座りこんでいた。

ふと背後に気配を感じ振り向く。

『そこで何してんの?』

ヒロムが立っていた。

『何か用か?ヒロム。』

『お前...気持ちを伝えるの
下手だろ。』

ヒロムの単刀直入な言葉にミサは
心の中が熱くなった。

ズキ...

置いてきたはずの想いが甦る。

『そうだな。私は感情を伝える
ことが下手だ。』

そう言ってミサは逃げるように
ヒロムの側を離れようとした。

一刻も早く離れたかった。

『お前の気持ちを伝えずに...
それでいいのか?』

再びヒロムの単刀直入な言葉に
ミサは立ち止まりふり返る。

『...いいんだ。』

『嘘つくなよ。』

『嘘はついていない...』

『じゃあ何で泣いてんだよ。』

ミサは自分が泣いていることに
気づかなかった。
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