リクエスト専用コーナー V

□薫様 リク 春の厄介者
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『今日1日は家に引きこもろう。』

ゴミ箱のティッシュをゴミ袋に捨てながら呟く。

ピンポーン♪

呟いた矢先のインターフォンに薫は大きなため息をつく。

『もう!誰?』

マスクをし、眼鏡をかけてドアを開け薫は言った。

『セールスは結構です!』

顔も見ずにドアを閉めようとするが足をドアにかけられて薫が閉められないようにしている。

何!こいつ!

そう思いながら顔を見ようとして制止する。

『うわっ...エンター...』

『...何がうわっ、ですか。』

当たり前だが怒っている様子の
エンターが腕組みをして薫を
見ていた。

『薫...そんなに私といっしょにいたくないのですか?』

『ち....違うよっ!でも5分だけ待ってて!』

そう言ってドアを閉め慌ててゴミを押し入れにしまい込む。

机の上に散乱している鼻炎薬も薬箱にしまいこんだ。

しかしこの時、薫は薬の効果が切れる時間だということを忘れていた。
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