リクエスト専用コーナー V
□ミサ様 リク 孤独なアバター
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13年前...
『黒木くん!頼みがある!』
研究所ごと亜空間に 転送すると
黒木に頼んだあの日よりも前
ヒロムの父は誰にも秘密である
計画を立てていた。
『よしっ!これで大丈夫だ。』
パソコンに向かいヒロムの父が
呟く。
『父さん!』
まだ幼いヒロムが父に抱きつく。
ヒロムの父はヒロムを肩車すると
優しく話した。
『もし、お前達に何かがあった時はきっと彼女が守ってくれるからな。』
『かのじょ?』
『今は知らなくていいさ。』
ヒロムの父は微笑み、ヒロムを
下に降ろし抱き締めた。
ヒロムとヨーコの親が転送されたのはその2ヶ月後であった...
それから13年後ヒロムは20歳に
なり特命部の若きエースとなったのである。