長編

□青い空
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〜♪〜♪〜♪〜


アメリカで流行っていたお気に入りの曲が部屋に鳴り響く


『んー、朝か!』


ぐぃーっと背伸びをして起き上がる


そーだ、今日は日本に来て初めての学校!


大丈夫かな…。



ふぁあ、とあくびをしながら一階に降りると
既に起きていたお兄ちゃん、ママ、パパが
こちらに振り向く


「「「おはようあかね」」」


『おはよう、お兄ちゃん、ママ、パパ』


一人一人抱き付いてほっぺにちゅーをする


家族みんな日本人だけど、今じゃ向こうに慣れててほっぺにちゅーの挨拶は当たり前になっていた。



「あかね、今日は学校よね!早くご飯食べちゃいなさい」


『はーい』


お兄ちゃんの隣の椅子に座る


おぉ、今日はパンケーキだ♡


『いっただきっまーす』



「あかね、ここは日本だからな!
学校で誰にでもキスしたらダメだぞ!!
それから、ハグもだなー『分かってる、大丈夫だよパパ』


まー、駄目って分かってるけどなーんかノリでやっちゃうんだけどね


それにしてもママのパンケーキ最高っ


「それより、お前ちゃんと学校までたどり着けんのかよ」



『うん、問題はそこなんだよね!』


思いっきり知らない土地だし、おまけに結構な方向音痴…


「送ってやろうか?」


と、アメリカに居た時なら滅多に言わなかったのにそう聞いてくるお兄ちゃん


よっぽど心配してる



送ってもらったら確実に学校着けるけど、
これから毎日通うのにそれは駄目だよね。



『んー、大丈夫!!早く道覚えたいし歩いて行く』



「そうか、何かあったらすぐ電話しろよ」



『うん、分かった!ごちそーさま』


食べ終わった食器をキッチンに運んで部屋に行こうとするとママが着いてくる


「あかね制服部屋のクローゼットの中に置いておいたから」



『ん、ありがと』



とりあえず、一度部屋に戻って着替えたり用意を済ます




『よし、おっけーかな♪』



全身鏡で確認して気合いを入れ直す



まだ早いけど、時間には余裕もっといたほうがいいよね!


迷ったら大変だし…。


また下に降りてみんなに
いってきまーすと言って家を出た
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