promise

□-promise 5
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アスランは部屋で一人、たばこを更かしていた。
特に旨いとも思わないが癖でついつい吸ってしまう。
それはあの頃からずっと……。



キラと会ってから、アスランはずっと悩んでいた。
――アスランはどうするつもりなの?
キラの言葉がアスランの頭の中で連呼されている。



どうするもこうするも、何も出来ない。
だけど考えてしまう。
自分がどうしたいのか。



確かに終わった事。
今更どうする事も出来ない事だ。
だけど……。



アスランはギュっと拳を握った。


カガリの隣に、シンが立っているのを思い出したのだった。



他の男に笑顔を向けているカガリを、見たくなんてない。
自分に向けられていたみたいな、あの笑顔を。
あの笑顔は、俺だけのものだったのに………。



そう思って、アスランは苦笑した。


「未練だらけじゃないか…。」


誰もいない部屋にアスランの言葉が響いた。
そしてアスランは携帯を手に取った。


着信履歴を開き、遡っていく。
そしてある人物の名前の所で発信ボタンを押した。




「もしもし?ルナか?今から……来れないかな。」



悩んでも無駄だ。
悩んだところで、何も変える事なんて出来ないのだから……。






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