ボカロ短編

□過去拍手
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拍手ありが……、
いや、まだ拍手は出来ない。
しちゃいけないんだ



「ますたー、マスター」

「ん、何レン」

「……今日ってなんの日か「バレンタイン!」

「反応早いですね……」

「そりゃ、コレでも女の子ですから、あはは」


自分で苦笑したマスターはキッチン行っちゃった。渡したい物があるのに。
あはははははー、て声が段々小さくなって、また大きくなって、戻ってきた。

マスターは手を後ろにしてる。

「はい!レン」

じゃーん!
効果音と笑顔とセットで渡されたのはキレイに包まれた袋。

「何ですかこれ」

「えー…っとね、バレンタインチョコ曰くバナナチョコ!」

きゅぴーん!
俺の何かがバナナに反応してけれど
今はまだ開けない。
俺だって渡したいものがあるんだ!

「ありがとうございます」

「うん!……って開けないのレン」

「あの……俺もマスターに」

ゆっくりと、今まで後ろに隠してたブツをマスターの前に出す。
刹那、マスターの顔が輝いた。

「こ、今年は『逆チョコ』ってテレビで聞いたんで……」

「ありがとう、レン!大好き!」


ああ
皆、俺の行動に拍手を。


ハッピーバレンタイン!

(因みにチョコはモリ○ガのチョコを溶かして作りました)

(ネタ元ありでしょそれ)
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