dream

□バターのように、ミルクのように
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セブルス・スネイプ教授…。

全身に黒衣を纏ったこの人は、非常にまじめで、少々神経質なきらいがある。

そんなスネイプ教授は、私を見つけるなり、駆け寄ってきた。

いつもつり上がり気味な眉は更につり上がり、眉間には深いシワが刻まれている。



「君は馬鹿かね?」



開口一番に彼は私に向かって言った。そして、彼は自分のローブを脱ぎはじめた。

気温が下がって、こんなに冷えているのに、彼も人の事を言えないのではないだろうか、なんて考えていたら、なんと教授はそのローブを私の肩にかけてくれた。



「ついてきなさい。」



そう言うと、彼はサクサク歩きだした。言う通りに小走りで教授の後を追うと、着いたのは地下牢だった。



部屋に入るなり、暖炉に火を起こして、私の服と彼のローブを乾かす魔法をかけてくれた。



「座りたまえ。」



そう言って指されたのは一脚の椅子。

あぁ、なんか命令されてばかりだな、なんて思いながらも、口から出てきたのは「ありがとうございます。」の一言。

確かに、とてもありがたい。どうやら風邪は免れそうだ。

ところが、その言葉は彼には届いていなかったようで、奥の部屋に入ってしまった。




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