*CP小説*

□*My name*
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「雲雀恭弥君。」
「……………。」
此処は並盛中の応接室。中には2人の少年が…。
「聞いてますか?雲雀恭弥君。」
笑顔満開のパイナポーと
「……なんで君が此処に居るの?」
いつもより余計に眉間の皺が深い風紀委員長。
「クフフフフ…愚問ですね。」
「何が可笑しいの。」
ムッとして答えれば
「僕が君を愛してるからに決まってるじゃないですか!!!!」
「………は?」
余りに馬鹿げた返事に間抜けな声をあげる。
「愛してますよ…雲雀恭弥君。」
「咬み殺されたいの?」
「いいですよ!!!!雲雀恭弥君になら!!」
馬鹿に何を言っても無駄。
「煩いよ。僕は忙しいんだ。咬み殺すよ?」
「さぁ、咬み殺してくださいよ。」
「…………ハァ。」
呆れた様に溜め息をつく。
「少しだけだよ…。」
「はい?」
「5分間。」
「雲雀恭弥君?」
キミが少し困った様に笑う。
「長いね…。」
「5分間ですか?」
「…短くなればいいのに。」
「僕は…」
グイッ
キミの耳元で囁いた。
「────。」

「クフフ…。そうですね。」
「早く出てってよ。5分経ったでしょ。」
「じゃあ、また。」
「来なくていいよ。」
「さようなら…。恭弥。」


───バタン……。


「……短くなったね。」
気のせいか目の端に見えた鏡に映った僕が笑ってみえた。




様な気がした。





END.
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