*CP小説*

□*6月の雨*
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「は?俺が?」
ドキリとした。
心の中を見透かされているようで怖かった。
「いつもと態度が違うんじゃねーの?」
じりじりと迫ってくる。
「何も変わらねーよ。」
不意に世界が回転する。
「んっ………。」
口の中に広がる甘さ。
優しいキス。
「恋次……?」
「余り1人で悩むな。俺が話聞いてやるよ。それぐらいはできるだろ。」
コイツの泣きそうな笑顔が何故か安心させてくれる。
「……ぁあ。ありがとな。」
6月の雨は相変わらず気分が悪いが、今年はコイツと居るからか、6月の雨も少しは好きになれそうだ。



END.
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