頂き物・捧げ物(ノベル)

□ホントの気持ち
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「朽木隊長…なんか不機嫌?なんだよな……理由知らねぇか?」

「兄様が不機嫌?」

「う〜ん…不機嫌っていうか怖いんだよな…」

「…今朝家を出る時はいつも通りだったが?」

「そうか…まぁそうなったのは昼休みが終わったくらいからなんだがな。」



困ったなぁ、あの空気の中居づらいんだよ…と漏らす恋次




「あ、そういや今日は一護も来てねえなぁ。」

「そうなのか?今日は土曜なのに珍しいな…では、一護が来ないからピリピリしているのではないか?」





一護は、現世で休日の日は必ず尸魂界に……というより六番隊に来るのが常となっていた
(白哉と一護が付き合っていることはそういった事から明らかになったのだが)


「それがそうでもねぇみたいなんだ。むしろ一護に対して怒ってる?」

「兄様が、か?どういうことだ?」

「いや、はっきり分かんねぇんだが…『今日、一護の奴来ませんねぇ。』って隊長に言ったんだ。それからだ。そんな空気になっちまったのは…俺、何か悪いこと言ったか…?」


一体どうなってんだ?と首を傾げる恋次




「分かった。今から兄様の所へ言って直接聞くぞ。」

ここでこうしていても解決口は無いと言わんばかりにルキアが言った



「直接聞くだぁ!?お前、正気か!?」

「当たり前だ!さぁ行くぞ!」



と、今度はルキアが恋次を引きずる形で六番隊隊舎へと向かった






「やぁぁめぇぇろぉぉぉ〜!」


恋次の声だけが虚しくこだました―――
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