頂き物・捧げ物(ノベル)
□ワンダフル・イフ
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「おはようアベル」
耳触りの良い声。
薄っすらと目を開けたそこには褐色の女神。
「…ぁ…」
「相変わらず、お寝坊さんね」
「嘘だ…そんな、っ…」
“リリス”、と、呟いた瞬間
女神の微笑みに被さり、叫び声がアベルの耳を劈いた。
「アベル兄さ〜んッ!!!!!!」
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