名をくれた君を想う

□第四章
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「ーーーーでは名残惜しいですが、そろそろお開きと致しましょう」

「お! 終わったぁ」
「ですね。」
(やっと姫様のおねだりから解放される……何千年も生きているわりに妙に子供っぽかったりするんだから)
「小春。何か失礼なことを思っていない?」
「………いえいえ、とんでもない。」

「まぁいいか。
それより小春。私はこれから少し町へ行ってくる。」
「町に・・・ですか?」
「この前ある妖に美味しい饅頭屋を教えてもらったから、行ってみるんだぁ。ふふふ」
「そうですか。お気をつけて」

「お饅頭〜お饅頭〜♪」
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