名をくれた君を想う

□第八章
1ページ/4ページ

〜side…?〜

何故あんな話してしまったんだろう。
なんであんなことを言ったんだろう。


後悔ばかりが降り積もる。


けれど。これで良かったのではないか。
このまま我らと共に居ては、あの子に良くなかっただろう

でも。これで良かったのかも知れない。
あのまま僕と一緒にいたら、みんなに迷惑かかると思うし



後悔はやがて自嘲となり、


何故ならあの子は人間なのだから
だってあのヒト達は妖なんだから

妖の自分と共に居てほしいだなんて。
無駄な望みだったんだ

人の僕のそばにいてほしいだなんて。
ムリな願いだったんだ



諦めとなる


嗚呼、けれども
ああ、それでも



まだ一緒に居たかった
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ