王国心!!
□よろしくね♪その2
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~~アクセルside~~
せっかく帰ってきたシオンはラクシーヌを見たとたん逃げてしまった。
えーっと、まあ
「…………とりあえず他のメンバーにも会いに行こうぜ。」
「う、うん。」
気をとりなおして歩き出すと、一瞬おくれてレイナもオレのとなりを歩き出す。
・・・・・さすがに驚いてるか。
まあラクシーヌのあの喜びようはオレでも驚いたしな。
「ねえアクセル。ほかのメンバーが居るとこ、わかるの?」
「ああ、あのメンバーが居ないってことはあそこしかねえだろ?」
どうせお前はこういうことも知ってんじゃねえの?レイナ。
「・・・・そんな当たり前みたいに言われても分かんないんだけど。」
「なんだ、知らねえのか?」
「あのさあ、私ここに来たばっかりなんだけど。」
「いや、全員の名前知ってるから、てっきりそういうのも知ってんのかと。」
「・・・・そんなのゲームに出てこないし」
「は?どういうこと「あ、アクセル!」
セリフぶった切るな!
振り返った先に居たのは・・・・・ロクサスだった。
~~アクセルside終わり~~
アクセルを呼んだ声の方を見るとロクサスが居た。
うわあ〜〜〜〜。
幸せだ。
「あ、そいつが新しく入ったメンバーか。
オレはロクサス。よろしくな」
幸せだあ…………
「おい?」
はっ!
アクセルの小声で気がついた。
「うん!私はレイナ。
こっちこそよろしく!」
慌てて返すとすごい笑顔を浮かべてくれた。
ああ、良いなあ。
エヘヘへ
「おい、他のメンバーに会いに行くんだろ?」
あ、そうだった。
思わず変態化してたよ。
「もしかして、ヴィクセンの研究室に行くのか?」
「ああ、他のやつは全員庭に居たしな。あとはアイツラだけだ。」
「・・・・・そっか。
レイナ、無事に帰ってこれたら俺達とアイス食べようぜ。」
「え・・・・あ、うん。」
どういうこと?
怖いんだけど。
「・・・・じゃあな、シオン探して来るよ。」
ロクサスは意味ありげな微笑みを残して去って行った。
「アクセル。どういうこと?」
「・・・・・・ロクサスが大げさなだけだ。」
「いや、でも・・・」
あの微笑みは多分、同情と………怒り?
「ほら、着いたぞ。」
なんか緊張してきた。