テニスの王子様
□笑って笑って!
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夢かもしれない、自分の頬っぺたを軽くつねってみた。
じんわりとした痛みが伝わる。
やっぱり夢じゃない。
そう思ったら嬉しくなった。
「ゆずー」
「慈郎君!どうしたの?」
付き合ってまだ1ヶ月くらい
慈郎君は思った以上に甘えん坊で手を繋いで帰るのは当たり前
学校だろうが家の中だろうが抱きついてくる毎日です。
「明日部活ないC〜デートしよう?」
「うん!いいよ」
デートは初めてじゃない、何回もした。毎回毎回ドキドキはやっぱりしてしまう。
慈郎君と一緒いる事だけで私はとっても嬉しい。
「んじゃ明日絶対だからな♪」
ちゅ
軽いリップ音。
唇に触れた軟らかい感触、キスされたと分かった時はには慈郎君はもう居なかった。
そして先ほどに至る。
夢じゃない、ああ恥ずかしい…けど嬉しかったな。
明日も、いや明日は私からしてみようかな。