テニスの王子様

□ぎゅう・ちゅう・GO!
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「はぁ…」




「どうした長太郎、ため息なんて激ダサだぜ。」




「ゆずと付き合ってる幸せモンが悩みか?」





面倒見の良い宍戸さんとその隣で聞き耳を立てていた向日先輩。
藁にもすがる思いで俺は二人に悩みを相談することにした。





「あの!付き合うって何したらいいんですか!?」





そう、俺の悩みはゆずさんと何をしたらいいか、
という 問題。



「何したらって…デートとかじゃねぇか?」


「亮、甘いぜ!付き合ったら『ぎゅう・ちゅう・GO!』だ!」





「「ぎゅう・ちゅう・GO??」」


俺と宍戸さんはハテナを浮かべた。



「何ですか?それ」


「侑士から聞いたんだけどよぉ、何か俺もあんまり解んね。」


「ぎゅうってのは抱きしめる事だろ?多分///」


「あ…」


顔を赤らめて宍戸さんが言う。
意味が解ると俺も向日先輩もみるみる顔が赤くなった。


「///じゃあ…ちゅうっていうのはもしかして…」



「キス…だろ///」




三人で顔を真っ赤にしてうつむく。
なんか今とっても恥ずかしい!

そして最後の疑問がでる


「GOって意味は、なんですかね///」


「そ、そんなの解る訳ねぇだろ///」


「そ、そうだぜ長太郎///」









「GOはベッドだCー!」






横で寝ていたはずのジロー先輩がいきなり入ってきた。
しかも、衝撃の言葉と共に。



「な!何言い出すんだよジロー!///」



「だって本当の事だC〜」


「ベッド…ですか…」


「鳳!まだ早いぞ!ベッドはマジ早い!」



なんか向日先輩に必死に止められた。
ベッド…って…何するんだろ?
キスは知ってるけど、それ以上って何かな?
わかんないけど、ぎゅう・ちゅう・GO!か
いい事知ったなぁ☆




「先輩方!ありがとうございました!」



「鳳よかったねぇ〜」


「まぁ、ゆずと上手くやれよ長太郎!」


「応援してやるからな!」


本当いい先輩を持ったな俺!


「はい!今からゆずさんとぎゅう・ちゅう・GO!してきます!それでは!」



俺は走り出した。
後ろから宍戸さん達が何か騒いでるけどきっと応援してくれてるんだな
ありがとうございます先輩達!






end

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