Boys Love
□愛言葉
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「ただいま、亮」
「おかえり、淳。」
今日は久しぶりに淳が家に帰ってきた。
兄である俺としては、この上なく嬉しいものだったりする。
顔は冷静なポーカーフェイス、心は既にサンバのリズムを刻んでいた。
だって大好きな弟が帰ってきたんだ。
まぁ、言葉を変えれば俺達は双子の兄弟=恋人同士なのだ。
親には非公認だけどな。
「会えなくて寂しかったか?」
「別に…///」
抱きしめやれば、胸に照れた顔を押し付ける淳が可愛い。
そして素直じゃないツンデレなとこはもっと可愛い。
「俺は淳に会えなくて寂しかったんだけどなぁ」
「うゎ!…ちょ、危ない…」
そのままソファーに押し倒した。
危ないって睨んでくるけど、顔真っ赤なんだよな。
「ねぇ、淳…?」
「な、何…//」
「シていい?」
そんな事言ったら淳の顔が更にみるみる赤くなっていった。
うわ、可愛い過ぎだろ…
「なぁ、駄目か…?」
わざと淳の耳元で囁くように言ってみた。
「だ、駄目じゃ…ないけど…///」
恥ずかしいから、と小さな声で言って腕で、顔を隠した。
もう理性は砕け散った。
「あの…」
「信じらんない…」
「悪かったって…」
「知らない!」
「まさか母さん達が見てたなんて知らなかったんだって!!」
「亮の馬鹿!」
end