Boys Love

□Tail wags the dog
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「いつになったら俺と付き合ってくれるんですか、木更津さん」



「んー?またその話?何回も言うけど、僕は日吉と付き合う気なんてないってば」



最近、日吉が付き合ってくれ、としつこい。
氷帝との練習試合で日吉とは知りあってから、僕は日吉を気に入って何回か会うようになってた。
もちろん、可愛い友達としてしか見ていなかった。
そしたらこの前、急に電話で
「木更津さんが好きです。俺と付き合って下さい。」
とか、言い出すから、当たり前だけどすごく驚いた。
気持ち悪いわけじゃなかった、むしろ嬉かったけど…なんだか付き合う気にはなれなくて、拒み続けてたんだ。



「更津……木更津さん?」


「あ。ごめんね」


今、日吉の家にいることを忘れかけていた。危ない危ない。
拒んだのにも関わらず、日吉はいつも通りで、隙間あらば付き合ってくれコールが止まない。


でも、僕自身もい気付いてるんだ

僕も日吉が好きだってこと。




「木更津さん、俺の気持ちは迷惑ですか?迷惑ならもう貴方には近寄りません」



「日吉…」




泣きそうな声が隣から聞こえた。
下を向いたまま、弱々しく吐かれる日吉の気持ちが。


素直になれなくてごめんね、日吉。





「日吉、ごめん…僕ね、日吉が好き。」




言い終わると、力強く腕に包み込まれた。僕より年下のくせに力強くて、少し大きな体が、なんだか憎らしいけど…とっても心地いい。




「木更津さん、好きです」



「うん。知ってる…クス」









日吉にあげるよ。僕の全てを…





end

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