Love and war

□GWにて。
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Side飛鳥

今、私は何故か

「きゃぁぁぁぁぁぁ!」

謎の叫び声。

「はい、あーん。美味しい?」

リア充カップル

「次あれ乗ろう!!」

笑顔あふれる家族連れ

そして・・・

切原「早く行きたいっす!!あーもう、ワクワクするっす!!」

無邪気に笑う赤也とそれをのほほんと眺めるテニス部R陣の中にある。

何で・・・

「「何でせっかくの休みにテニス部R陣と遊園地何かに来なきゃいけないんだぁ!!」・・・とお前は言う。」

幸村「五月蝿い。部長命令って言わなかった?」

「う・・・」

そうだ。元はといえばこいつ・・・

この真っ黒オーラ出して脅す魔王こと幸村精市のせいだ!


一週間前

丸井「GWどうすんの?幸村くん。」

練習後、部室にて。

来週から待ちに待ったGWだった。

私は家でゴロゴロして漫画でも読もうかな。いやぁ、幸せ幸せ。

マネはあるあろうけどね。

幸村「もちろん練習だ―・・・」

と言いかけ、幸村の口が止まった。

そして、何を企んだのか真っ黒の笑顔。

周りにいたR陣は可憐に一歩ひいた。

真田「ゆ、幸村・・・?」

幸村「ふふふ・・・」

切原「ぶ、部長・・・!?」

幸村「ふふふ・・・」

丸井「幸村くん・・・?」

幸村「ふふふ・・・」

おい、お前はふふふ星人か!?

「あのぉ?幸村ぁ?」

幸村「なんだいちびっ子。」

「何その呼び方!?」

幸村「別に俺の好きにしていいだろ?」

「いやいやいや!!・・・って違う!あのさぁ、さっきからふふふばっかでわかんないんだけど!!」

幸村「あぁ、GWね♪」

そうです!!GWどうすんの!?って問にいい加減答えてくれ!!

幸村「よし、皆で旅行行こう!」

「「・・・。」」

唖然し、しばらく沈黙が続いたが、

「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

案の定、私の驚きは叫びに変換された。

いや、驚きを通り過ごして怒りが・・・

切原「いいっすね!」

「・・・は?」

え、ちょっと!?

反対なの私だけ!?

いや、いきなりなんだよ!?わかってる!?

普通私と同じ反応するでしょ!?

幸村「ちびっ子は普通じゃなんだよ。」

「は?いやいやいや!!私、凡人の凡人だよ!?ってか心読むのやめてください!!」


・・・でもね、結局。

「なんでよ・・・どうしてよ・・・花の13歳のせっかくの休みを・・・!」

幸村「その花はきっと枯れた花だね(≧▽≦)」

「なんだよその顔文字!!」
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