夢小説

□青峰
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朝起きれば自分の家ではない見慣れた天井が視界いっぱいに広がる
当然のように寝室から出、風呂場へと足を進める

きゅ、と音を立てながら蛇口を捻り暖かいお湯を疲れ切った体に優しく当てる
髪を洗い、体を洗い、シャワーを止め、自分の匂いのしないタオルで体を包み込む


「………」


体がすっきりしたところで再び寝室に戻り未だ気持ちよさそうに寝息を立てるそいつに近寄り乱れた髪をそ…と撫でる


「青峰…」


名前を呼ぶとぴくりと眉を動かし寝ぼけたように枕に顔を埋める
朝だよ、起きて
呟くように言いながら蟀谷にキスをする
そこでやっと青峰は目覚める


「おはよう」

「…、あぁ」


眠たそうな声
ふ、と笑みを零すと私が何故笑ったのか分からない様子の青峰は眉を寄せ皺をつくる


「起きないの?」

私の問い掛けにんー、と唸りながら体を反転させ私の腕を掴み無理矢理引き寄せる
引かれるまま私は青峰の胸に倒れこみ男らしい筋肉のついた体に昨日の事を思い出す


 
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