夢小説
□黄瀬
1ページ/3ページ
「苗字ー」
「はーい、主将」
笠松先輩に名前を呼ばれ小走りで駆けてく名前っち
ちんまりとした身長にふわふわの髪を揺らしながらふんわりと笑う姿からは“小型犬”という言葉が連想される
「名前っちー!」
笠松先輩となにやら話している名前っちに緩みっ切った笑顔で手をふるとふにゃりとした笑顔でゆるゆると手を振りかえしてくれる名前っち
その姿に心底かわいいと悶える
本当、自慢の彼女ッス
「黄瀬くーん」
笠松先輩と話を終えた名前っちが俺の元へ駆け寄ってきた
名前っちの前へ手を広げるとぽすりと胸元に収まる暖かい名前っち
「んー、名前っちあったかい!」
ふわりと甘いシャンプーの香りがするこれまた小さい頭に頬をすり寄せる
「お前らほんと犬みたいだな」
くっつき虫のようにくっ付きあう俺たちに笠松先輩はいつもの呆れた様子で言ってくる
俺たちは普段から部の皆に犬カップルだとか言われてる
別に悪い気はしないので「でしょ〜」とにへりと笑いながら返事を返す