Gift

□なんだかんだ言っても好き
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おまけ




俺が好きなとこ……か。
何処だろう?
そんな事考えながら流川に任せていると、流川は人通りの少ない裏通りへと入っ
ていき、ちょっと歩いた所でピタリと足を止めた。

「ここ入ろー」

何だ。着いたのか?
しっかし、こんな裏通りに一体何があるっていうんだ?
隠れ家的な美味い店か?なんて思って顔を上げて目の前の建物に目をやった俺は言
葉を失った。

当たり前だ。
だってその建物の入り口には『Hotel エアポート』なんて書かれた看板がある。
こ、これはどっからどう見ても……………

「ら、ら、ら…ラブホテルじゃねぇか!///」
「そうだ。早く入ろ」
「ふ、ふざけんなバカ!こんなとこ入れるわけねぇだろ!///」
「何で?」
「当たりめぇだ!こんなとこ俺が好きなとこでも何でもねぇじゃねぇか!!しかもエ
アポートって…何処に飛び立つ気だよ!?バカか!?///」
「何処って……天国」
「……………」

もうコイツと話すのやだ。
ありえねぇ……

「いいから早く入ろー」
「やだ!嫌だ!絶対嫌だー!!こんな恥ずかしいとこ入れるかぁ〜!!///」
「そうやってる方が恥ずかしい」
「やだ!離せ!離せぇーー!!!」


結局俺はこの恥ずかしい建物の中に引き摺り込まれてしまった。
好きって言った事は撤回する!
こんなエロギツネ大嫌いだ!!
帰っても好きだなんてぜってぇ言ってやらねぇ!
俺の…俺のさっきのときめきを返せ馬鹿野郎〜!!!!!


今度こそEND



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