Gift

□恋は盲目
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「あとはー…たまに笑ったりするとことか、甘ったれなとことかスゲー可愛いなって!んでもって、そういう面をルカワの親以外で知ってるのは俺だけだろ?だから…こう、なんつーの?余計愛しさが込み上げてくるっていうのかなー…あ!それから……」
「や…もういい…もういいぞ花道。俺から聞いといてなんだけどよ…」
いつの間にかノロケ話になっていて、これ以上聞くのも…と思い洋平はぽわんとしながら話す花道の言葉を遮った。

他人から見れば流川ばかりが花道が好きというふうに感じられ、通称ディフェンスの鬼である彼に押され、やむを得ず付き合ったんじゃないかと思った事もある洋平だったが…
今、はっきりとそれは間違いだったという事が判明した。
なんだかんだ言っても花道はちゃんと流川が好きで二人はラブラブなのだ。

(流川のダンナには何度がノロケられたが…まさか花道がノロケるとはなぁ……無口のダンナがノロケる時だけペラペラ喋るのより驚いたぜ)

恋とはこんなにも人間を盲目にしてしまうのだと思い知らされた洋平は花道に気づかれないよう小さく苦笑した。


END
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