短編集 BL
□どあほう観察日記B
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どあほう観察日記B
「腹出して寝てっからだこのあほギツネっ!!」
そんなふうに言っててもどあほうはすげー優しい。
ガッコー休んでずっと俺についててくれる。
まぁどあほうは俺のカノジョだからトーゼンだ。
「ったく、こんな時に風邪引くなんてどんな生活してんだよ。バカは風邪引かないんじゃなかったのか?」
来週から新人大会が始まる。
きのう部活終わって一緒にどあほうの家に帰るとちゅー、どあほうがいっぱい見えて頭ガンガンして体が熱くてどあほうに抱きついて、起きたらどあほうのふとんだった。
どあほうのすげーいいにおいがしてヤバかった。
「バカじゃねー。どあほうバカだ。どあほうと一緒にいれねー時はどあほうをオカズに
「ギャー!!!それ以上言うなっ!!」
「どあほう顔真っ赤」
「うるせー!!」
どあほうかわいー。
どあほうがゴリの妹好きだったのは許せねーけど、どあほうにバスケ部を紹介してくれたからまぁ許す。
けど俺んこと好きなのは許さねー。
俺とどあほうのラブラブライフを邪魔するヤツは何人たりとも許さん。
「おらっ!びょーにんは変なこと考えてねーでおとなしく寝てろ」
「ヤダ」
「あぁ?風邪治らねーだろーが!」
「変なことじゃねーし寝たらどあほうと一緒にいれねーからヤダ。」
どあほうを感じれねーから。
「はぁぁ…。ったく、ほんとーに手に負えねぇキツネだなお前は!!
………どこにも行かねぇよ。
お粥作ってくっからそれまで寝てろ。な?」
どあほうが俺のためにお粥作ってくれんのか…。
いつもどあほうがメシ作ってくれっけどお粥ははじめてだ。
どあほうが作ったのはなんでもうめーのはトーゼンだからお粥もうめーはずだ。
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