島の外...
□約束
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何度目かのあなたの部屋で
今にも泣きそうな声と 私の泣き顔
傷つけない言葉を探しながら 愛の言葉
うまく並べてみても それはただの言い訳で
大好きなあなたに取り返しのつかないセリフで 「さよなら」 と
「愛してるの」「それならどうして」
「大好きなの」「だったらなんで」
自分の幸せと誰かの幸せ
天秤は傾かなくて
両方を持つこともできなくて
悲しくない未来を求めながら
2つの幸せ欲張ってみても
隙間からすり抜けていく
私が何かを選ぶというのなら
あなたといる未来より 薬指の約束をとるの
そんな選択しかできなくて
泣きながら「ごめんなさい」
会うたびに想ってしまうから
約束が霞んでしまうから
大好きなあなたに
取り返しのつかないセリフで
「さよなら」と
あなたといる未来より薬指の約束をとるの
「忘れてね」「覚えてるよ」
「出会えてよかった」「言わないで」
こんな選択しかできなくて
泣きながら「ごめんなさい」
何度目かのあなたの部屋で
俯くあなたに 「さよなら」 と
大好きなあなたに
取り返しのつかないセリフで
「さよなら」と
end