雪紫蝶
□2話
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『…なにか…?』
「…意地を張るとろくな事がないぞ?」
『…はぁ。』
「…まだ時期は確定していないが、お前には暗部を抜けて貰いたいと思ってる。」
『?!…あたし何かミスしました?』
「そう言う事ではない。ただ…」
『…?』
「…いや、いい。今は何を話しても無駄だろうからな。とにかく、自来也を里まで急がせろ。そしてその情報をカカシに伝えろ。」
『…。《すっごく気になる…。》カカシに…ですか?』
「ああ。訳は後で話す。」
『御意。』
煙が立ち上る中綱手は溜め息をつき、窓の外の木の葉の里を見下ろす
「…任務開け、砂帰りに更に任務…お前に押し付けるだけのあたしがお前の幸せの為だなど…言えるわけも無い…か…」