雪紫蝶
□7話
1ページ/11ページ
「で、螺旋丸に性質変化を組み込んで、ナルトのオリジナル技を作ろうって訳。」
『…性質変化…か。何か思い出すな…四代目。』
「四代目ですら成せなかったからね…上手く行く保証は無いけど。…ナルトは狙われている…自分の身はなんとやら…ってね。」
『…それで?何を悩んでるの?』
カカシの見舞いに来ていた零羅は、柔らかい笑みを浮かべながら問う
すっかり先生の顔になっているカカシに、暗部の頃の面影は無い
《カカシにはやっぱり…こっちの方が合ってる》
「それがあんまり時間無いんだよね。…でもそんな短期間で取得できる様なものでも無いし…。」
『…多重影分身使えばカナリの時間短縮になるんじゃない?』
「あ…」
カカシは目を見開いて静止した後…
「その手があった!!!!」
大きな声を張り上げた