red

□闇
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部屋は薄暗くなっていたが、ランタンの灯りも着けず
レイラはベッドに横になったままだ

ガチャ

突然開かれる扉

ブーツの踵の音がゆっくりと近づいて来るのが背中越しに伝わる

『....なに』
「....話がある」
『さっき話したでしょ』
「....」

ローは無言のまま、持っていた瓶をレイラの頬に当てた
『冷たっ...!もう何?
?!....これって.....』
「付き合え」

そう言いローは自身の部屋へと歩き出す

ローの手に握られていたのは、かつてのカマロが愛したフォア・モーゼスだった

『.....』

何秒か思案した後、
レイラはその重い腰を上げ

ローの部屋へと向かった
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