幻の中心

□約束
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ジャンヌ「…もう、行ってしまうんですね…」
森の中、始めて彼らが対面した場所に2人は並んでいた。
2人とも互いに抜け出すようにして各場を離れてきたためジャンヌは鎧姿、霧野はジャージ姿だった。
霧野「あぁ。俺達は元々この時代の人間じゃない。それに…」
ジャンヌ「分かっています。サッカーを守らなければいけないのでしょう?」
ジャンヌの瞳から以前のような不安は感じられなかった…彼女は現代の自分達がよく知る姿へと変わっていた。
同時に彼女の最期も、もうすぐ訪れる事も霧野はなんとなく感じ取っていた…

霧野「ジャンヌ、君はこれからどうするんだ?」
分かっていた…でも霧野は彼女に聞かずにはいられなかった。
ジャンヌ「もう迷いません。私はみんなを…フランスを守ります!!」
霧野「…そうか…」
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