砂狼

□出逢い
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『うぉーん』


「遠吠え?」

「どうしたっ、我愛羅」

「テマリ、遠吠えが聞こえなかったか?」


聞き返しながらも
猛スピードで木々の間を走り抜ける三人組

砂影 我愛羅
そして姉兄である
テマリにカンクロウ

「きこえないよ?」

そういわれると少し得心してないのか
そうかと呟き黙って前に進んだ 

「んなことはどうでもいいっ
 かこまれてんじゃん
 広がりにでたら
 一気に片をつけようじゃんっ」


「わかっている、いくぞ」

ばっ


我愛羅たち一行は
広がりにとびだした

どこから現れたのか
大量の忍たちが
それぞれの武器を構えている

平和に解決何てことは
望めそうにもない 

我愛羅が仕方ない
構えようとした瞬間
目の前に白い塊が飛び出してきた

塊だと思ったソレは
白い狼だった


『がうっ』

我愛羅に背を向けると
まるで我愛羅達を守るように
立ちふさがった
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