ー夢ー

□水・神照
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「.......何??結界が...そうか...
そろそろ四神獣たちを集めねばな…」


「そうでごさいますね....
しかし骨の折れる仕事でございますが...」


「それを成せるのはお前しかいないのぉ
頼んだぞよ、ダステル」


「はぁ〜..またそんな事言ってー
.....わかりましたよ我が主ーーー様」









ここはベルクートの王宮。

ーーナカバ様がシーザー様に嫁いで数日経った頃



「ねえロキ、せっかくだしこのお城を探索してみない??」


その一言でナカバとロキはお城の中を見回る事となった


ロキはといえば、既に逃げ道や建物の造り、なにがどこにあるのかも全て確認済みだったのだが




「ロキ!見て見てこの花!
なんて鮮やかな赤色なのかしら!」


「そうですね...」

きゃっきゃっと喜んでいるナカバの隣にしゃがみこみ、ロキは花にやさしく手を添えた



ふわり...


ナカバの視界は白いもので覆われた

ふっと肩を見るとロキのマントがかけられていた


「そのような薄手では風邪をひかれますよ」

「あ、えぇ...ありがとうロキ」

一瞬、ロキがあの花を摘むのではないかとナカバは思った
そういえば、昔
よく花を持ってきては小さい窓辺に飾ってくれるロキに
「折ったら花が可哀想ね」
と言ったら
「ナカバ様の心が少しでも満たされるなら花たちも喜んでいますよ

.......もしナカバ様が自由に外にでられるようになったら
.....その時は花は摘まないで一緒に眺めましょう」



と言ってくれたんだった

覚えてくれたのね..
本当にロキは優しいくてずっと私の隣にいてくれて

「ロキ..いつもありがとう」

その言葉の意味がわかったのか否かロキは
「どういたしまして」
と微笑みながら言った




〜あとがき〜

ロキの口調って難しいですねー..
あの敬語なんだけどよそよそしくない所とか言葉の一つ一つに優しさ...?
そういったものを感じちゃうんですよね

すっごくどうでもいい話なんですけど
コタツが寒いなと思っていたらコンセントが抜けてました
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