銀魂

□If.もしものおはなし。
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―If the cat ear grows in Gintoki. ―


暖かな昼下がり、真選組屯所の副長室。
昼寝から覚めた銀時に気付き振り返ると、土方は何も言えず咥えていた煙草を落とした。
「お・・・おい、銀時。」
「・・・なに?」
戦慄きながら、銀時を指差す。
銀時は欠伸をしながら首を傾げた。
「・・・・お前、変なもん食ったか?」
「・・・・なに、いきなり?食ってないよ失礼な。」
青ざめている土方に怪訝そうな視線を向けながら、銀時はうーん、と伸びる。
「お前・・・・・頭の上、触ってみろ。」
「・・・頭の上?」
銀時の白い手が、頭の上をわさわさと触る。
「・・・・・・・ナニコレ?」
「ね・・・・・・・猫耳?」
「え・・・えェェェェェ!?」
銀時の耳を劈くような悲鳴が、屯所中に響き渡った。

「ちょっ・・・なに?何でこうなったの!?俺ついに萌え系いっちゃうの!?
じゃねェよ!!何でよりによって猫耳?」
「お、おい!落ち着けって!」
「これが落ち着いてられるか!!だってお前・・・耳が猫耳になってるんだぞ!?」
 

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