Loves

□悲恋2
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「大好きだったよ」
ってそう言えたのは 別れの間際のことで
「僕は愛してる」
そう言った君 やっと素直になれたねと 2人で笑い合う


でもその時既に私には 少ししつこい彼がいて
付き合うことは出来ないと 君にそう言った
その後君は おかしくなった
いろんな人と 交わって
私なんかは見てなくて 君の気持ちが分かったの
私が君を見なかったとき 君はこんなに悲しんだ

心の闇が 広がるよ
全部全部 私のせい


君にメールを送っても 帰ってくるのはごめんの3文字
私は君にとっても 酷いことをした
それに気づいたあの夜に 電話をすれば良かったね
きっと出ては くれないけれど


震える指で 押すボタン
君はそれに 出てくれた
「何か用?」
そう聞かれて答えたのは 私も驚く言葉―

「私とシて?」
少し驚いた 様子の君
でもすぐに笑って 言ったんだ
「いいよ」
って


翌日の昼下がり 君と久々に待ち合わせ
久々に行く君の家 凄くドキドキしたんだよ?
部屋に入ってベッドに座り 深くて甘いキスをする
久々に交わったのが 君で良かった―


「「大好きだよ」」
2人の言葉が重なった




2012.5.29

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